他の新興国との違い

ドバイ-成長の理由

小さい地域に巨額な資金が流れ、税制的に優遇されている土地は、ドバイの他には、リゾートで有名なモナコや商業都市であるシンガポールなどがあります。

税金を下げ、企業や人が集まることで、現地の雇用が安定し、生活水準が向上すれば治安が良くなります。

ただ、企業と人を呼び込むためには、治安が良いことと法律面での保障が必要です。

法律がすぐに変わるようなところには、安心して進出することができないため、たとえ税金面でのインセンティブがあったとしても、外資を誘致することは難しくなります。

また、観光ビジネスに二番煎じは通用しないため、新しい何かを欲していた世界中のセレブ達が、いい意味で先の見えないドバイに、一気に集まることになりました。

「アラブ首長国連邦はイスラム教の国だから、住みづらいのでは?」と思った方がいると思いますが、様々な国の人たちが一緒に暮らすドバイでは、宗教や慣習に対して寛容であり、イスラム教徒ではない人に対して、戒律を押し付けるようなことなしないため、観光客がお酒を飲むこともミニスカートをはくことも問題はありません。

異文化を取り入れる度量のある土地であることが、多くの人を呼び込むことになったと言えるでしょう。



BRICs vs VISTA vs ドバイ

「新興国投資」という言葉を本や雑誌で見るようになってから、これらのファンドに投資をしたり、実際に株取引をしているも多いと思います。

代表的な投資対象としては、中国、インド、ベトナム、トルコといったところでしょうか。BRICsやVISTAの中でも注目を集めている国です。BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4ヶ国の頭文字をとって作られた言葉で、中長期的に高い成長が見込まれる新興国を指します。米国の証券会社ゴールドマン・サックスが2003年10月に発表した投資家向け報告書の中でこの言葉を初めて使用してから、広く知れ渡るようになりました。

一方、VISTAとは、BRICsに続いて成長性の高い有力な新興国5ヶ国を指し、BRICs経済研究所のエコノミストである門倉貴史氏が、2006年11月に提唱した言葉です。ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ共和国(the Republic of South Africa )、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の頭文字をつなげた造語であり、「眺め、遠望」などを表す英単語Vistaにかけています。

また、VISTA各国は、1.豊富な天然資源、2.若年労働力の増加、3.外国資本の積極的な導入、4.政情の安定、5.購買力のある中産階級の台頭、以上の5つの条件のうち、4つ以上を兼ね備えています。